今日は実家で仕事だった。
母の仕事机に「長女はなぜ「母の呪文」を消せないのか」という本が置いてあった。こんな本を買ったのかと思ってちらっと見ていたら姉が母の机の上に置いていたらしい。読んでほしいところに付箋をつけて・・・(-_-;)。
どこまでも親を恨んでいるし愛情を欲している。餓鬼だ。
姉は自分が死ぬまでそこから抜けることはないだろう。
愛されず親から虐待された私でいる限り、自分の人生を直視しなくて済む。
自分が今までの人生で周囲を恨むことしかしてこなかった空っぽの人生を。
欲している限り満たされることはないんだろうな。
どんな家庭に育ったとしても、いつかは自分で抜け出さなければならない。
一番手がかかり、親としては一番色々してきたのが姉だ。
しかし(幼少期のストレスはかなり大きい気がするが)統合失調症を発症した。
父に殴られたとか髪をもって引きずりまわされたとか歪んだドラマチックな記憶が姉の現実だ。人の記憶や現実というのはとてもいい加減であてにならないものだと思うので最近はあまり現実はみんなに共通したものだとは思わなくなった。
みな自分の記憶が本物でそれが現実に起きたことだと思っている。
姉の妄想は願望と直結しているなと思う。
父の虐待の記憶は多分願望の究極ネガティブ方向にふれたものなのではないかと思う。
愛されたい思いと恐怖が入り混じっていて、何かのテレビやらそういうのを見て記憶が強化されていったのではないか。
お金持ちになりたい、有名な人に愛されたい、そういう特別でいたい思いははすべて裏返しになり妄想となった。
そんなげんなりする出来事があっても私は自分の世界に戻るのが早くなったと思う。
友人にラインで話し、家に帰って色々しているうちに自分の現実を調えられている。母の問題は母が、姉の問題は姉が。実家の問題はあの3人が。
としをとった両親があの状態なのは本当にかわいそうなのだが私にできることは自分の気持ちを調えること。それが一番の近道だと思っている。
私の世界の平和の。
心配が寄ってこないように。