実家へ挨拶。
咳がまだ出るので姉と甥には来ないでもらい、のんびりできた。風邪ではないんだが面倒なので。
地元の神社にしばらくぶりに行きたいと言うと母が犬の散歩も兼ねて一緒に行こうかと言うので母と犬と初詣&散歩。小学校の同級生の家やもうやってないかかりつけだった病院の前とか通りながらあれこれ話した。弟が事件を起こした同級生、お琴をならってた金物屋の女の子、ハマショーのカセットをともかく聞けと貸してきた男の子、土佐犬のいた工務店の男の子…
それまで家の敷地内でぐるぐる生きていた老犬も毎日散歩に行くようになり匂いも嗅がず一心不乱に前を向いて歩いている。楽しんでいるのか一生懸命過ぎて分からないが散歩に行くのが楽しみぽいので多分楽しいのだろう。
母と歩くのが楽しいのかもしれない。
好きなものだけを食べ、それまであまり甘えなかった母に甘えて具合が悪いなりに幸せそうに見える。
一心不乱に前を見て歩く犬がかわいくて、母と散歩をするなんて事があるんだなあと思いながら歩いていた。
それは不思議なような、母と犬だけを風景として切り取っているような、慣れない感覚。
母はUMAなどの事は一切信じない派で、父はいたらいたで面白い派だった。
というお正月。
のんびりしたとは言え頭が疲れた。
具合が悪いなりに幸せそうに見える、というのはいい言葉だね。
この昭和感。平成ですらない。