本やネット、人からの知識が腑に落ちることがたまにある
勝手に一人で「ほーそうか、ほーなるほど」とか思っている。
腑に落ちた時、今まで思っていたことはゼロになったような気がする。
無くなっちゃったとかリセットされたってことじゃなくて
プラスもマイナスもなくなってしまう。ふわっと消えてしまう。
なんでもなくなる。感情が消えるというか。
でもそれはとても豊かな感覚だ。感情というのとは何かが違う。
恐怖症の体験もないのに正体不明の恐怖が湧き上がってくるあの感じの
豊かバージョン。感覚だけが理解できること。
今、目の前にいる猫を撫でる、今目の前にあるお菓子を食べる(笑)、
今目の前で話す人の一音、コーヒー豆を挽いている手をぐるぐる回している時間の一秒一秒。挽かれた豆が細かくなって下に落ちる瞬間。
その瞬間だけが今ここにあるもの。そしてすぐなくなるもの。常に移ろうもの。
パラパラ漫画のように連続しているようでそれは一ページの絵だ。そんなことだから後悔も不安も期待もなにもない。感じる暇もないほど起きた瞬間過ぎ去り存在しなくなる。過去は存在していない。未来もない。1ページは感じた瞬間にめくれていく。
ページを連続させると生まれる、喜び、恐れ、怒り、悲しみ。
ただ、それは自分の中だけのなるほどで、それが自分以外の役に立つというか他人様の役には立たないな。この一瞬は私だけしか感じることができないし。他人様は他人様が感じるかもしれない。それはわからない。それもわかるわからない思う前に変わってしまう。そしてだからなに、って話だし。
今を大切に、とかじゃなくて、ともかく一瞬一瞬がパラパラ漫画のようにやってきて過ぎていくということ。
でも連続させてないと色々成立しなくなるのだけれど。
今日の時点でそんな感じ。
と、色々考えていると座頭市みたいな顔をしている私。
勝新の。なぜでしょう。
眉間にしわもよってる。
昨日の人にラインしよ。
何かターボみたいにギューンと進めてくれる人っている。
耳の水を抜くにはちょっと水をいれたりするよね。いれたくないけど。
そういうことかな。
読み返すとまあ落ち着けって感じだな。