私の中の男の子女の子。
子どもの頃からいわゆる男の子っぽさの方が強い。
ままごとやかわいいもの、お人形遊びというような、将来お母さんになるようなことの練習につながりそうなことは全然しなかった。サンリオもピンクもリボンもひらひらしたものも興味が無かった。
女の子のグループも苦手だった。理解不能だったし。
大人になってからもモータースポーツとかプロレスとか大きい車とか電車とか工場とか機械とか工具とか…そういう方がワクワクした。今でもするけど。
私は男の子になりたなったんだろうか。それとも男の子成分多めの魂で生まれてきたんだろうか。
何にでも理由をつけたら苦しくなってしまうけれど、うちは自営業ですごく小さい頃は私は父のあとを継ぐと思っていた。幼稚園の頃、ブロックで家を作ったりして父に褒められた。
そして4歳の時に弟が生まれる。父の会社を継ぐ長男。
私はそこで挫折したのかな。憶えていない。
そして弟が早くいっちゃって、私は長女だか長男みたいなもう一段変なねじれ方をした。次女だけど。
ともかく先天的か後天的かわからないけど男の子要素が楽だった。女の子めんどくさかった。
好きな人ができて結婚してから女の子では無くなった。家族になり空気みたいになった。もしかしてちょっと女の子になれるかなと思っていたけど。そしてお母さんにはならず、病気になって薬を飲んで太ってそのままおばさんになった。ここはおじさんではなかった…笑
自分の容姿がつらくてますます女の子どころじゃないヽ(´o`;
つらくて、でもそれがどこか「こんな自分だから〜なのも仕方ないのだ」という自己否定を強めるもっともな言い訳になっていた。
今私は女の子要素が増えている(便宜上女の子で通します)と、思う。意図的に増やしている。かわいいものとか、メイクとかを自分に許可した。友人のおかげでおしゃれしてお化粧したりして出かけることが楽しくなった。その子はおしゃれさんなので一緒にいて恥ずかしい思いをさせたくないし。まあそこはちょっと…良くないかな
でもそんなことからでもいいんじゃないかな
心も変わったと思う。外堀を埋めるのは大切だ。
何かと女性性を育てるのが私の課題と言われ続けて「女性性ってそもそもなによ」と思っていたが、なんとなく分かるようになってきた。
もちろんピンクとかハートとかが全てじゃない(^^;;
女性は歳を重ねてきて、ある日可愛いものに目覚めて解禁している人が割といる。
その人がずっと女性性を封印してきたかはわからないけど、家族に女性として扱われなくなって取り戻そうとしてるとかあるかもなあと思ったりもした。
「女の子おばさん」「女の子おばあちゃん」を楽しませてあげようと思った最近です。
さすが松本隆という歌詞。結婚当時苦しかった時すごく聞いてた。後から作曲草野マサムネと知ってまんまとやられた!と思った記憶がある。曲調を聴いたらモロに草野節なのに気づかなかった。
今うちには女子しかいない。猫は女子丸出し。