10年通った精神科。
昨日が最後でした。
今の病院が10年で病歴自体は20年くらい。
大量の薬を減らすの大変だったんだよー、と先生が言った。鬼のように減らして体もキツかった。訴えも聞いてもらえずだったのだけど、とぼけていたところもあるんだろうな。気を遣って大変だったと。
知らないこといっぱいある。
やっぱりいつもとは違うテンションの先生。ちょっと穏やかな気がした。談笑、と言う言葉がぴったりだった。お礼を言って、先生に会えなくなるの寂しいと伝えた。実際心細い。
そしたら○○さん(私)の心の中に僕がいるってことがわかったので嬉しいです、と言ってくれた。
もー、先生!
受付のお姉さんたちにも挨拶。おひとりは臨床心理士さんで検査もしてもらった。
処方箋薬局の人たちはちょっと前に全員変わっちゃったのでみんな知らない人だから特に話はしなかった。
こうしてたくさんの人に見守られている。
先生が出す卒業テスト(再発させない心得)にもかなり高得点を出せたし私は本当にいい患者だ。
真面目だし、お薬もちゃんと飲んだ。
そして美味しい夜ご飯を食べた。
本当に嬉しい。もしかして何も変わらないかもしれないけど。
変わりたいのかな。変わりたいと言うか足していたものをやめたかったのだと思う。
昨日の晩から薬をやめた。
これからどうなるか。
たまたまかもしれないけど、横隔膜の辺りが硬い。緊張してるのかな。徐々に慣れていこう。
すでに生活は全然ダメだけれど、いろんな人が世の中にいていい。ごはんちゃんと作れなくても片付けが苦手でも。
みんながごはん得意なら料理本の売り上げは激減するし、片付けが得意な人ばかりなら物も売れなさそうだし片付けが得意な人が活躍出来なくなる。なんて世の中に貢献している私!
デコとボコで完璧なので必要なピースなんだな。きっと。
と言い聞かせながら死ぬまで日々を自分なりに送っていけばいいのだと思う。
ひたすらペダルを漕ぐ楽しい自転車操業。
ここでありがとうと書きたいけれど、なんだか終わって安心、て話でもないのでありがとうという気持ちを持ちながらお世話になった人たちの顔を忘れたくないなと思ったのでした。