一生懸命息をしてることがある。
あー、ちゃんと息しなくちゃ、と思う。
吸えてない、吐けてない、でもそうやってする息は吸い込み過ぎたり吐き過ぎたりして頭がくらくらする。
もう、息もまともにできんのか。
と。
そんな時は胸やあばらの辺りがギシギシする。
生きてることとリズムが合わない。
地球の自転と気が合わない気すらしてくる。
どこからやり直せばいいんだよ。
どの呼吸まで遡ればいいんだろう。
ズレた私のままを猫のしっぽがパタパタ触れる。
どんなにいびつな呼吸の私でも世界は私を放り出さない。