こころを受け取る

電車の中で本を読んでいて栞を落としそうになった。座っていて読んでいたのでコートに引っかかってまた本に挟んだ。

 

あ。

 

以前同じように電車で本を読んでいて、降りるときに男性に「しおり落としてますよ」と声をかけられた。私てなかったのだけど同じ書店のカバーとしおりが私の席の近くに落ちていた。

 

あ、違うんです、ありがとうございます。

 

と答えた。

 

あの時、違うなと思いながらもお気持ちをもらえるようにありがとうございますと拾えば良かったかなとちょっと思った。あの後もちょっと思ったんだけど。

 

しばらくもやんとしていたな。

気持ちが落ち着いていればいいこといっぱいだ。

いまならどうしよう。

 

かみさまにあの人にいいことありますように、と思うことにしようかな。言えなかった自分のために。

 

言葉通り、気持ちってもらえるからもらったことをもっと感じたいと思った。

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いつだって。

今自分の周りにいない人は存在するんだろうか。と思う。

ラインやメールを送っても返ってこなかったりすると、元々いないひとなんじゃないか。

私が働きかけた人やものはその都度作られて私の世界に現れて用事が終わればまた消えていく。

なんていう世界を思わないでもない。

 

友達とバイバイして、角を曲がったらその子はいなくなるんじゃないか、わたしが見てる世界、思う世界しかないんじゃないか、なんていう世界を思わないではない子どもだった。傲慢で面白くてちょっとかわいそうな妄想。

 

おとなになってそんなこともあまり思わなくなっていたけれど。

 

 

話は少し違うけど、いつ誰が私の世界からいなくなってしまってもおかしくない、と言う気持ちがしみついている。

何気ないやり取りの中で「また次でいいかな」と思っていたことは次は伝えられないかもしれない。

つまりはこの世からいなくなってしまうってこと。

だから気持ちはなるべく伝えてきたし、なるべく後悔ないように接している。

相手だけじゃない、自分ももちろんそう。私不死身じゃないし。

 

もしかしたら最後に会うかもって。

美味しいものが食べられなかった、行きたいところに行けなかった、それはそんなに大したことじゃない(私個人としては)。

世界的な感染症が流行って、まさかの遠くない大国が戦争を始めて、朝いってらっしゃいをした人にもう2度と逢えないもしれない。

ありがとうもごめんなさいも言えないかもしれない。

 

(ふと思ったけどどちらが言えなかったのが心残りかと言えば両方だから両方は同じような意味を持つかもな。)

 

おいといて。

ほんとに。

だから好きな人には好きと言うし、もし大事な人がいて触れておけば良かったと思ったら触れた方がいいよと思う。

その人の体も体温も匂いも、2度と現れない。

その人に2度と会えないなら自分ならどんな言葉をかけるだろう。

 

ていうことを考えて生きてるのってあんまりよくないのかなぁって思う。後悔することを怖れすぎてるなって。

もっと安心して、またいつでも会えると思っていたと愕然として生きる方が今を安らかに生きられてるのかもしれない。

イヤな言い方したいとかじゃなくて自分のこの考え方自体がイヤだなと思う。後悔するかもと思って生きるのはいつを生きてるのかな…。

 

ちゃんとバイバイが言えなかったっていうのは本当に後悔が残るから。

でもその方がその人のこと忘れなかったりするのかもね。

 

 

 

今年も大好きな白木蓮が咲いた✨✨

そしてもう散った( i _ i )

一瞬なんだよね…

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変わり目のもやもや

夜10時過ぎくらいにすごく眠くなってちょっと寝て目が覚めるというパターンが随分続いている。

寝つきはいい。時間ねむれないだけで。

昨夜はなんだか珍しく寝付けなくて2時か3時くらいまでは起きていた気がする。

そして今は0時35分。怪しい。なんかもやもやして眠れなくて、うんうん言ってる。

多分天気のせいだ。昨日から急に暑くなった。暑くなったと思ったら今は寒い。体の中がもやもやでイライラ。

気圧、温度、湿度…全部入りな気がする。

 

エアコンして加湿器をつけた。少し落ち着く気がする。

 

変わり目は苦手。

多分春だから、もう成長なんかしないのに体の中が何かを作り出そうとするようなそんなもやもやでイライラな気がする。芽でも出そうに。生き物っぽいな。

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怖いな

こわいなこわいなー

そういう時はついふざけちゃう、稲川淳二で。

 

なんか老眼の進みがひどいとか右目が急に悪くなったしとか、なんか乱視もひどくなった?とメガネとか作り直そうと思って、でも病気とかあると困るなと検査したら黄斑上膜という病気になってた。

 

目の奥の…めんどくさいな説明が…視力が低下したり歪みが出ちゃう病気。手術しか治療法がない。近視がひどくて視界の歪みにも気づかなかったけどしっかり歪んでました。ずーっと老眼が酷いとラインやネットを見るのが億劫になっていたけど老眼以外にも原因があったんだな。

加齢が原因らしいので同年代の人は気をつけて。

 

ともかく運転も怖いしガチャ目の状態で歩いてるので疲れる。耳も聞こえない気になってくる。これは多分見る事に集中してるからだと思う。

 

コンタクトレンズを作り直しするのでメガネ屋さんへ。

途中で検査する人変わられて不安になった。その人ではうまく判断できなかったみたい。コンタクトで0.1しか出てないって言われたのはなかなかショックが大きかった。交代した人がやたら優しいので心が弱くなった。笑

 

交代した人はかなり慣れた人だったけどどれだけ矯正しても0.6以上出ませんと言われた。両眼で0.8に調整した。やっぱガチャ目だけど仕方ない。前よりマシ。利き目を頑張って変えるしかない。

 

目が見えないって真っ暗じゃないよね。今まで見えていたんだもの。光はある。

 

写真を撮っていても画角もピントもぼんやりした中で撮ってる。ピントはカメラ任せ。ピンぼけ写真が好きなんて言ってたから自分がピンぼけになってしまったな。

 

元々みんな似たものを見ているという信頼でつながっているのに何かそことのつながりが弱くなってしまうような気がした。

 

見てるもの、見る事、について。

また考える機会ができた。見るってなんだろ。

 

免許更新できるといいな。

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2月の終わりに。

おとなになってからいう友人と知人の境目は難しい。どっちの距離がどうってわけじゃない。ただ、会う頻度とか知り合ってからの時間とか、なんかそんな差だろう。

少しの間だけしていた習い事で知り合った人が亡くなった。正確には亡くなっていた、1ヶ月前に。

がんだと話してくれたのは随分前だ。私なら話してもすごく心配したりショックを受けたりしないだろうって。確かに。

まあそうだけど。

だからってそんなになんともないわけじゃないよ、ばくさん。

 

そろそろそんなに差は無くなってくるかもしれないけど、一般的に言う「寿命」という考え方からは随分早くにいなくなってしまう人たちに近い年の人たちより多く出会ってきたんじゃないかと思う。

だからこのまま全員見送って私は最後にひとりで死ぬのかなあなんて思ったりもしてた。だからこんなに図太いのかなと。

でもそういうのはもう嫌だな。この苛立ちはそういう気持ちだと思う。ひとりで死ぬのが嫌なのではなくて、そんな変な役割とか死生観とか。

 

上手い例えでは全くないんだけど浮かんじゃったから書くけど、ビンゴのカードみたいに穴を開けていくみたいだ。全部あいても何ももらえない。

 

うん。喩えがひどい。なんの広がりもない。

いつも全然うまく処理できない。何回お別れしてもぼーっとしてしまう。ただ力なく見送るだけだ。

 

油断してた。「信じられないくらい元気なんですよー」と言って別れたのが10月。「久しぶりに大笑いしました」と後でメッセージをくれた。

悲観的で心配している方が無事だった。色んなことはそう。

だのに安心しちゃってた。

 

 

浅草生まれ浅草育ちの下町嫌い祭り嫌い。屈折した下町っ子。そういうところちょっとわかる気がしていた。

ダイビングたくさんして、お酒たくさん飲んで。超マイペースで嫌ならスッといつの間に帰っちゃって。酔っ払うとすぐキスして。なかなかきれいなキスの仕方だったな。(私はされなかったけど!)

 

最後頑張ったのかな。

おつかれさまでした。

 

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卒業するのかな

勘違いしてたけど、病院は次回で薬を出してもらうのが最後になるらしい。医者が言ってた。

 

減るたび大きい波が来るので今回はどんな波が来るのか怖いけど、薬をやめたいと思ったのは自分なんだから頑張らなくちゃ。

 

次もきっと慣れる! ٩( 'ω' )و

帰って猫にベタベタしよっと。

待つ時間

いるところややる事があれば待つのはあまり苦にならない方だ。

お買い物したり散歩したり本を読んだり編み物をしたり。カフェがたくさんあるような世の中になってからは余計かな。

前夫との生活は一言「待つ」生活だったと思う。そんなことなかったのかな、でも心にはそれが強く残っている。待ち続けた20年。気持ちの面でも。待っていたからって叶わなかったこともたくさんあった。

だからか待ち合わせ場所で相手を見つけた時、先に相手が来ているとちょっと申し訳ない気持ちになるけど、ぱあっと気持ちが明るくなる。それは待ってる時来てもだけど。

見つけた時の安心感。

 

待ってる人が来る、待っててくれる人がいる、それはとても幸せなこと。

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梅が咲いてた。