中学生の時、嫌われていた美術の先生が好きだった。奥目で眉も薄くてあだ名がフランケン。
あれは遠足だったのか何だったか忘れてしまったんだけどどこかの土手を歩いていた。
フランケンが「雲雀が飛んでるから手を叩いてごらん、音に驚いた雲雀がどんどん高くまで飛んでいって高く行きすぎて気を失って落ちてくるよ」って言われて落ちて死んでしまったら困るから嫌だと言ったら落ちる前に気がつくから大丈夫だよと言われた。
みんなで手を叩いた。
たしかに、どんどん高くまで登って行った。
そしてすっと落ちてきてひらっと飛んで行った。
そういうところ好きになったんだと思う。
夕方何となくみんなの顔が薄暗く見えなくなる頃に帰ったと思う。
今思えばおっさんだと思ってたけど多分30代だったかもしれない…
これ、写真と同じものなんです…