白い服

「好きな色は?」

と聞かれたことが以前はよくあった気がする。何の時か忘れたけど、そのたびに困った。特定の色に対する思い入れも特になかったし。好きなものより嫌いなものを聞かれた方が答えやすかったりする。と言っても嫌いな色を聞かれても困るな。

その時々自分の中で流行る色はあるけど。

気づくと全身青っぽい服で出かけてることがあったりして「青がお好きですか?」と聞かれてから気づいたりする。無意識にしているので恥ずかしい…。持ち物にみんな動物の柄がついてることもあって「動物お好きですか?」と聞かれることもある。恥ずかしい…。

今は白が好きなんだと思う。

でも白いものには抵抗がある。身につけるものに関しては特に。

服なら太って見える(実際太ってるけど(>_<))、年取ってきて肌の色に合わない、すぐ汚す…

自分が白いものなんて持ってはいけない、白い服なんか着てはいけないと思っている。

なので買う服にはいつも色がついている。大概は濃い色。それもやっぱり見た目のコンプレックスなんだろうと思う。

最近、カーディガンを買った。コートの下がゴワゴワするのが嫌で薄いものの重ね着でニットは持っていなかった。これも太ってるからよね…(>_<)

でも寒くて背に腹はかえられないのだった。

 

お店で最初はグリーンのカーディガンを羽織らせてもらったんだけどなんか合わない。続いて白。白とグリーンしか無かったから白を買う選択肢はなかったけど思った以上にグリーンぎ似合わない。

うーん…

何か嬉しい。なんなんだろう、小さいけれどすごく喜んでる自分がいた。こんなに喜ぶならいいじゃないか。

以前白いバッグを買ったときも嬉しかった。

私が白を好きなのにはただ好きだ、という以外の理由も多いのだと思う。私には白はふさわしくない。

でも白はきれい。

 

 

買ってはいけないと思ってしまった心を大切にしながらももう一方の自分の声も無視しないやり方が今回はできたかな。そういう積み重ねは大切と思う。

 

そういう謎の思い込み(ちゃんと理由はあるんだけど)のかたまりで大人になる。

次はもうちょっと面積を増やそうかな。

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隣の駅で見つけたカフェ。古い家を改装しててなかなか良かった。また行こ。

プリンはかたい派。ここは不動。