マダムに飴をもらった話

昨日は病院だった。

予約は2時なので少し早めに行って病院内にタリーズがあるのでご飯を食べることにした。

 

昼時だしまあまあ混んでる。4人掛けテーブルしか空いてなかった。

しばらくしてマダムにご一緒していいですか?と言われて勿論どうぞなので相席したんだけれどちょっと照れ臭いのでスマホを見ながら食べていたらマダムが食べ終わる直前、のど飴を3つくれた。

 

「こんなお婆さんとですみません」

 

なんていうからアタフタしてしまった。

 

もっとお話しした方が良かったんだろうか…でも病院でする当たり障りの無い話を思いつかなかった。

そういう後悔って沢山あるからなるべくないように自分のために気をつけてみてるけど無くなることはない。

見ればもっと座りやすい席もあって、わざわざわたしの所に座ってくれたというのに。

心の中で金田一ばりに頭をモジャモジャさせていた。いや、エレカシ宮本の方が近いな。

 

少しだけ最後会話をしたのだけどお耳が遠いのかあまり通じてないようだった。

念入りにお礼を言ってすかさず一個食べた。

鉄は熱いうちに打て、だ。

 

そうしてお別れして私は皮膚科。

もう1週間抗生剤飲んで卒業ですね!

噛まれないで下さいね〜。という医者のジョーク(?)を聞いて和やかに終了。

 

他の科の待合いでマダムを見かけた。

近くまで行ってお声をかけてサヨナラした。

ちょっとは気が軽くなった。

 

 

時々出会うそういう人は天使なんじゃないかと思う。またおかしな事を言い出したと言われそうだけど。なんだか訪れる一瞬の縁。

昨日は特にへこんではいなかったけど、元気がないときタクシーに乗るととても優しかったり楽しかったりする運転手さんに出会うことがある。あの運転手さんは神やら天が送った人なのかも、すなわち天の使い、天使で。

 

昨日は何だったかな。何もなくてもそうして誰かとちょっとの時間いい感じで過ごすのはとても幸せなことです。なんかちょっとお得な感じです。

病院なんて楽しい場所じゃないものね、マダムおひとりだったから。

 

私も飴ちゃんいつでも出せるように買っておこうかな。

 

 

 

桜が咲いとったんですわ

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